アルゼという社名に変更する前はユニバーサル販売という社名
だった。
映画のユニバーサルとはまったく関係はない。
パチスロメーカーとしては今のサミーと同様に当初苦戦していたが、
3号機(リプレイがない機種)のコンチネンタルV、4号機(リプレイの
ある機種)のコンチネンタルT・Uあたりから徐々に名前が売れ始
めた。
その後傘下にメーシーや瑞穂製作所などの、裏物を作っていたとし
て一時回胴遊商を除名されたメーカーを傘下におさめていった。
当時の岡田社長(現会長)の強烈な個性とリーダーシップによりクラ
ンキーコンドル、サンダーV、花火、タコスロ、ゲッターマウスといった
超人気機種を立て続けに発売し、パチスロメーカーの第一人者とし
て不動の地位を築いたかに見えた。
その勢いに乗って1998年有明に本社ビルを建ててから少しづつ歯車
がおかしくなってきたようだ。当時のアルゼはGoodwillや光通信と同様
にハードな仕事ぶりが有名だったが、その凋落ぶりに歯止めをかける
ことは難しかったようだ。
今年の3月期短信で監査から修正を要求されて6月27日に訂正した
経営成績を発表したが、結果を端的に述べると売上高 363億8700万
円で営業損失 27億9100万円。それを営業外の固定資産売却益、
貸倒引当金戻入益、償却債権取立益、持分法による投資利益、持分
変動利益などの特別利益でまかなって、特別損失と相殺した結果、
94億5300万円の当期純利益を捻出した。
セグメント別の営業成績でいくと、本来のパチスロ・パチンコ機の
売上高は 316億500万円 で、営業利益も 61億600万円 を確保して
いる。ゲーム機器事業で営業損失を 13億2900万円 出しているもの
の不動産事業でもその他の事業においても営業利益を出している。
当初売上に加えていたセグメント間の売上を 19億3000万円 削除
して、さらにセグメント別に割り当てられない営業費や一般管理費が
87億600万円 発生していることが営業損失を出した原因になってい
る。
だからといって、アルゼのパチスロ事業が凋落の一途をたどって
いたことは間違いない。
5号機(技術介入要素がない機種)のデビルマン以降、これといって
ヒット機種にめぐまれていなかった。おそらくアルゼの営業マンも
相当苦戦したに違いない。ホールではアルゼの機種にまったく客が
いない状況が続いた。
そんな中、6月11日に発売された「青ドン」は違っていた。
「青ドン」は、花火→大花火→ドンちゃん、と経て名機復活といわれ
る血統書付きのマシンだ。
花火のリール配列の中でドンちゃんという名前の花火職人の顔が
3つ立て続けにならんでいて、その3連ドンちゃんが現れたときの
迫力たるや、私達打ち手は度肝を抜かれた。(最初に3連絵柄を
採用したのはサンダーVでこれもすばらしい機械だった。)
売当初辛い機械として設定6がいたるところに転がっていたが、
ひとたび技術介入の方法がちまたに広がるとオール設定1でも
ホールが赤字になることがあるほど甘い機械になった。クランキー
コンドル、サンダーVも同様ですが、発売当初は辛い仕様で、
技術介入で甘くなり客を引き付けるというのがアルゼの販売戦略
だったようです。
今回の「青ドン」は確かに青いドンちゃんが3連で残っているし、
ほんの少しの技術介入の要素もある。しかし今回ははっきり
言ってホールが異様な光景なのだ。辛すぎてまったく出ていな
いのに客が飛ばないのだ。つまり空台をさがすのも大変なくら
い稼動しているのだ。箱を使っている客は一島10台くらいの中
で2人〜3人程度だというのに、客が離れない。空いてもすぐに
うまってしまうありさまだ。箱を使っていても1000枚〜2000枚強
積んでいればいいほうだ。(花火は設定6で3000枚〜6000枚は
ほぼ確実だったし、1万枚を超えた話もちらほら聞いた。私の
最高記録は6900枚。)
花火や大花火に対するノスタルジアは確かにある。
私も花火で食わせてもらった年代だ。
私も「青ドン」を打つが、液晶はほとんど見ない。以前に
比べるとかなり小さくなってしまったかわいそうなリールを見て
感慨深いものを感じるが、とにかくリールだけ見てばしばし
打っている。自分がスロットを打つマシンになっている状態だ。
液晶ははっきり言うとウザい。出来ればなくていい。
子役を先に教えてくれることが多いのでわくわく感が半減
してしまうし、おおげさな演出にかぎってはずれなのでまったく
信用できない。さらに親方や弟子の言葉の内容が子供じみ
てて耳障りなので、私はカットしてぶん回す。ときどき出現
するミッションもRTかベル確率アップくらいなら楽しみにでき
るのだが、いまのままだとなんの期待もあおらないのでいら
ない。
挟み撃ちDDTで、液晶より先にあらわれるリーチ目が美しい。
中リールの氷7が両サイドのリールの氷に囲まれて埋もれた
ように見えるその出目を見ることができただけで幸せになれ
る。
やっぱり花火ではないけれど、花火の血をひくマシンに
液晶なんかいらない。(ちなみにドンちゃんは液晶が付き。)
リール配列とリーチ目だけで充分堪能できる。自分をスロット
を打つマシンつまりスロットマシンに変えてくれる機械がすきだ。
まだ詳細の仕様は発表されていませんが、できれば設定
判別ができる仕様になっていてほしい。私が実際に打った
感覚だと、ベル確率に大きな差はないように思うのですが、
氷の確率が違うような気がします。それとBB中の氷の
出現率も違うかも、、、
それから、今アルゼの株価は3月の最安値に近い価格まで
落ちています。今が買い時な気がしているのは自分だけで
しょうか?

